ホテルシェレナの歴史や阪神淡路大震災での被害、耐震構造、建物状況調査について

ホテルシェレナ 復興記録―阪神大震災を経て―

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第5章 ホテルシェレナ 環境調査





1. 建物有害物質含有調査


1.1 吹付アスベスト

目視による現地巡回調査、およびインタビューの範囲において、吹付けアスベストの存在は確認されていない。

1.2 PCB

目視による現地巡回調査、およびインタビューの範囲において、PCBの存在は確認されていない。

1.3 フロンガス等地球環境破壊物質

現状況では使用可能であるが、ハロン1301 消火剤を使用している。


2. 土壌環境調査


2.1 土壌汚染調査に関して入手した資料

対象地における土壌汚染発生の可能性について、以下の資料を用いて評価した。


2.2 対象地及びその周辺の土地利用状況

対象地及びその周辺の土地利用履歴に関する土壌汚染発生の可能性を把握するために、下記の評価項目について旧版地図と空中写真を使用して調査した。
なお、表中の「おそれなし」とはいずれの評価項目の可能性も小さいことを示す。

・ 対象地
(1) 工場もしくは倉庫、資材置場として利用された可能性
(2) 軍の施設、射撃場、学校(研究施設が存在すると考えられるもの)、病院の敷地として利用された可能性
(3) 廃棄物を埋め立てた土地である可能性

・ 対象地隣地
(1) 工場もしくは倉庫が存在する可能性
(2) 廃棄物を埋め立てた土地である可能性
※ 地下水の広域汚染は評価対象外とする。


表 対象地及びその隣接地の土地利用履歴

資料名 対象地の状況 土壌汚染発生の可能性
対象地対象地隣接地
1909 年の旧版地図建築物の密集地内に位置するおそれなしおそれなし
1923 年の旧版地図建築物の密集地内に位置するおそれなしおそれなし
1946 年の空中写真
1947 年の旧版地図
戦災を受けた様子がうかがえ、破損した建築物が見られるおそれなしおそれなし
1961 年の空中写真
1967 年の旧版地図
複数の建築物が見られるおそれなしおそれなし
1974 年の空中写真1967 年と比べて大きな変化は見られないおそれなしおそれなし
1979 年の空中写真複数の建築物が見られるおそれなしおそれなし
1985 年の空中写真
1986 年の旧版地図
対象地北側部分に低層建築物が見られ、病院として利用されている
対象地内南側部分は更地である
おそれなしおそれなし
1989 年の空中写真建設中の建築物が見られるおそれなしおそれなし
2004 年の空中写真
2005 年の地図
対象不動産と思われる高層建築物が見られるおそれなしおそれなし


2.3 総括見解

「2.1 土壌汚染調査に関して入手した資料」に示した資料から土地利用履歴に関する土壌汚染発生の可能性について、以下のことが明らかとなった。

評価項目評価結果
1) 工場もしくは倉庫、資材置場として利用された履歴がある可能性 小さい
2) 軍の施設、射撃場、学校、病院の敷地として利用された履歴がある可能性 小さい
3) 埋立地としての利用履歴がある可能性 小さい
4) 隣接地が上記の1,3 の土地である可能性 小さい

対象地およびその隣接地においては、過去から現在に至るまで工場のような施設による土地利用履歴は確認されなかった。

また、対象地において、軍の施設、射撃場、研究施設が存在すると考えられる学校、病院等の土地利用履歴は確認されなかった。

さらに、対象地およびその隣接地において、廃棄物を埋め立てた様子は確認されなかった。

以上のことから、本調査の範囲において、過去の使用履歴等に由来する有害物質による土壌汚染が対象地で発生している可能性は小さいと考えられる。