ホテルシェレナの歴史や阪神淡路大震災での被害、耐震構造、建物状況調査について

ホテルシェレナ 復興記録―阪神大震災を経て―

ホテルシェレナ

第4章 地震による予想最大損失





資料1 用語の定義について


1.PME

当該敷地に於いて予想される最大級の地震を意味し、PML の算定においては、“50年間に10%の超過確率(=再現期間475年)で発生する大きさの地震”で定義されます。


2.中破確率

“PMEが発生した場合に、その建物が中破(建物が補強を必要とする程度)以上の被害を受ける確率”を期待値(50%信頼の値)として求めたものです。


3.PML90(PME)

“PMEが1回発生した場合にその建物に生ずる損失コストの90%信頼値”としての予想最大損失率(被災前の状態に復旧する補修工事費の、総建替工事費に対する割合)をPML90(PME)として記しています。これはBELCA編「不動産投資・取引におけるエンジニアリングレポート作成に係わるガイドライン」で定義されるPMLに相当する値に相当します。この値は、最近、一般に不動産投資や地震保険に用いるPMLの値として採用されることが多くなっています。また、この値は通常、PML(累積)に比べ低くなります。


4.PML(累積)

“50年間で10%を越える確率で発生すると想定される地震被害コストの期待値(50%信頼の値)”としての予想最大損失率(被災前の状態に復旧する補修工事費の、総建替工事費に対する割合)をPML(累積)として示しています。
すなわち、“50年間に10%の確率で建物に起こり得ると予想される累積被害”として、PMEのような一定の地震ではなく、頻度の高い小地震による小規模の被害から大地震による大きな被害まで全ての地震被害を統計的に考慮した時の被害コストによって表した数値です。この値は通常PML90(PME)より大きい値となります。